テニス上達ノート|練習はスムーズなのに、試合でギクシャクするのはなぜ?
テニス上達ノート|練習はスムーズなのに、試合でギクシャクするのはなぜ?
① 同じ体・同じ技術なのに、なぜ違う?
練習では普通に振れる。フォアもバックも、フットワークもいつも通り動ける。
なのに 試合になると、急に体が重くなる。
- 振り遅れる
- 足が出ない
- 簡単なボールをミスする
- フォームが「ギクシャク」する
体は同じ。技術も同じ。違うのは 中で起きていること だけ。
② 試合中に起きていること(4つの原因)
1. プレッシャー → 力み
緊張すると、主動筋(動かす筋肉)と拮抗筋(止める筋肉)が同時に収縮する。
- 振りたいのに、止める筋肉も働く
- 結果、動きが ロボットみたい になる
- 「力を抜け」と言われても抜けない(無意識に入っている)
2. 結果思考(過剰意識)
練習:「次の一球、ちゃんとフォロースルーまで」 試合:「これ取られたら 0-30 になる…」
意識が 結果 に向くと、いつも無意識でやってた動作を 意識的にコントロール し始める。
- 普段は自動運転だった動きを、頭で考えて動かす
- 結果、ぎこちなくなる(過剰意識)
「上手く打とう」と思った瞬間、上手く打てなくなるやつ。
3. 認知負荷の増加
練習:球がどこに来るかわかってる、相手も知ってる、ノリも分かってる。 試合:相手が何を打つか、コースは、回転は、戦術は…全部 読みながら動く。
頭が処理することが増えると、体への指令が遅れる。判断と動作の間に 隙間 ができる。
4. 呼吸の乱れ
緊張すると 呼吸が浅くなる、または 止まる。
- 酸素が足りないと筋肉が固まる
- 交感神経が優位になる(戦闘モード)
- 体が「逃げる・固まる」モードに入る
呼吸が崩れている時点で、すでに動きは崩れている。
③ 抜け出す4つの対策
1. 呼吸を整える(ふぅ)
- ポイントとポイントの間に 長く息を吐く
- 4秒吸って、6秒吐く
- 吐く方 を意識する(吸うのは勝手にできる)
- 一番ダメなのは 息止め
吐けば、副交感神経が戻ってくる。呼吸が戻れば、体が戻る。
2. ルーティンを作る
サーブ前のボール突き、レシーブ前のステップ、構え直す動作。毎回まったく同じ順序で同じ回数 やる。
- ボール突き → 息を吐く → ラケット握り直す → 構える
- これを 毎ポイント やる
ルーティンの目的は、体を「いつもの状態」に戻す こと。儀式じゃなくて、スイッチ。
3. 意識を「結果」から「過程」へ
「ミスしたらどうしよう」 → ✗ 結果に向いた意識 「次の一球、踵を踏む」 → ○ 動作に向いた意識
- スコアを忘れる
- 相手より 自分の動作 を見る
- 過去のミスは置く(次のポイントには持ち込まない)
- 「いま」だけ を見る
結果は意識で変えられない。動作は意識で変えられる。だから、意識は動作に向ける。
4. キーワード(1単語)に絞る
緊張すると思考が散らかる。アレもコレも思い出そうとして、結局どれもできない。
- 「踵」
- 「フォロー」
- 「ふぅ」
- 「体の力で振る」
- 「小さなバックスイング」
自分のテーマを 1つだけ 決めて、毎ポイント、頭の中で繰り返す。
たくさん思い出さない。1単語。
④ ぼくがやってること
試合の前に決めるキーワードは、いつも1つ。
- 最近は「踵」(→ 左踵で踏み込んで、体で振る)
- 不安が強い日は「ふぅ」(→ とにかく息を吐く)
これを毎ポイントの間に唱える。スコアは見ない。相手の表情も見ない。自分の動作と呼吸だけ。
完璧にはいかない。でも、ギクシャクが30%くらいに減る だけで、結果は全然変わる。
まとめ
- 試合でギクシャクするのは 体力でも技術でもない
- 起きているのは:力み・過剰意識・認知負荷・浅い呼吸
- 対策は 呼吸 / ルーティン / プロセス意識 / キーワード の4つ
- 全部やる必要はない。自分に効くやつ を見つけて毎ポイント繰り返す
意識の向き先と呼吸が変われば、体は同じでも動きは変わる。試合は メンタル7割 って、本当だと思う。
written by テニス日記管理人